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2011.02.03(木)日本代表待遇問題について

日本代表選手ペイメントの改善

 昨年12月からお伝えしております通り、当会は、JFAに対して、日本代表選手ペイメントにおける試合ボーナス、大会ボーナスの改善を求めております。

 現在の日本代表は、2010年ワールドカップ南ア大会において、アウェイ大会で初のベスト16を達成した他、2011年アジアカップカタール大会においても、ホスト国のカタールや、AFCの二大強豪国である韓国、オーストラリアを破って優勝し、目覚ましい活躍を続けております。

 この点、JFAは、日本代表をコンテンツとした事業収入として、日本代表スポンサー収入、放映権収入、入場料収入、商品化収入を得ており、大きな収益の柱になっています。このような日本代表をコンテンツとした事業収入は、日本代表の活躍に伴い大きく増加してきたことから、日本代表選手の貢献度が大きいことは明らかです。  

 しかしながら、一方で、当会の調査によれば、各年度における、日本代表選手ペイメント総額の日本代表をコンテンツとした上記収入に対する割合は、極めて少ないと推測されます。現在、正確な数字を把握するため、JFAに対して情報開示を求めています。

 また、代表選手は日の丸を背負い、国の代表として誇りを胸にピッチに立ちます。そして、勝利した時は賛辞で迎え入れられますが、敗戦時には代表選手自身が大きな批判の的になります。ピッチに立つ選手たちが感じる、国を代表する責任の重さは計り知れません。サッカー日本代表は日本サッカー界の頂点であり、その責任に対する対価も日本の頂点でなければなりません。そうすることにより、より日本代表の価値が上がり、より多くの人々が敬意を表し、より多くの子供達が日本代表を目指し、そのことが日本代表のレベルアップにつながり、しいては日本サッカー界の発展につながると信じています。

 よって、当会は、JFAに対して、日本代表選手の待遇改善を強く要望しています。

日本代表選手負傷補償

 現在、日本代表試合において選手が怪我した場合、その治療費はJFAが負担していますが、その怪我に伴う選手の損失(その後のリーグ戦欠場に伴うスタメン落ち、翌年年俸における不利益、その他欠場試合における出場給、勝利給など)については、選手に対して、一切直接補償がありません。以前は、選手に対する所得補償制度が設けられておりましたが、JFAが選手側の了解なく一方的に中止してしまっています。

 日本代表試合は日本国を代表する試合であり、ファンからも最も期待される試合であり、通常のリーグ戦を超える大きな負担を伴います。日本代表選手は、日本代表の勝利のため、自らの怪我を恐れずプレーに専念しており、このようなリスクを恐れない意識が日本代表の躍進につながっております。昨年10月の国際親善試合や今回のアジアカップなど最近の試合でも、残りのリーグ戦を全試合欠場する可能性が高い、骨折という大怪我が発生しており、このような怪我による選手の損失は甚大なものになっております。

 そこで、当会は、JFAに対して、日本代表試合における怪我に対する補償制度の構築を要望しています。

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