社会貢献活動

2018.02.02(金)チャリティーサッカー2017 ふれあい活動“グリーティングDAY” in 宮城(1日目)

年末恒例となった「チャリティーサッカー2017 ふれあい活動"グリーティングDAY" in宮城」が12月16日(土)、17日(日)の2日間にわたって行われました。

初日の16日(土)の会場は、仙台市立古城小学校。18のJクラブから参加した31名の選手と3名のOBが、地元仙台市若林区の小学生126名とともにサッカーを楽しみました。

参加選手は中野嘉大(仙台)、有薗真吾、江口直生、松本拓也(以上、秋田)、内藤友康、渡辺匠(以上、福島)、福井諒司(水戸)、夛田凌輔、宮崎泰右(以上、栃木)、坪内秀介(群馬)、岩上祐三、加藤順大、金澤慎(以上、大宮)、森谷賢太郎(川崎)、那須川将大(松本)、小柳達司(金沢)、二見宏志(清水)、佐藤寿人(名古屋)、青木翼、庄司悦大(以上、岐阜)、赤嶺真吾(岡山)、千葉和彦、廣永遼太郎(以上、広島)、清水健太(讃岐)、神山竜一、坂田大輔、實藤友紀、末吉隼也、堤俊輔(以上、福岡)、加藤弘堅、福田俊介(以上、北九州)、財前宣之、戸川健太、平野孝(OB)。※所属クラブは参加時

まずはJリーガー、OBが子どもたちの前に勢揃いすると、大きな歓声が上がりました。冒頭に選手を代表して、2003、2004年シーズンにベガルタ仙台でプレーし、未だ仙台での人気も高い名古屋グランパスの佐藤選手から「ここにいる多くのJリーガーは指導者の資格を持っています。一指導者として教えるのはまだ得意ではありませんが、何かを感じ取ってもらえたらと思います。ミニゲームもやるので、みんなで楽しみたいと思います」と挨拶がありました。

現在仙台市でサッカースクール活動を行っているOBの財前さんは慣れた様子で「全員がボールに集まるのではなく、誰かが(離れたところで)引っ張れば広がりが持てるよ」と空いたスペースへ広がりながらプレーする大切さを伝えていました。大宮アルディージャの加藤選手も何人かのJリーガーが歩いている中を子どもたちにドリブルさせて「空いているスペースを探そう。広いところの方がドリブルしやすくなるよ」とやはり、空いたスペースの活用を伝授しました。

2010~2014年シーズンまでベガルタ仙台でプレーしたファジアーノ岡山の赤嶺選手は、止めて蹴る基本の練習で「まずはしっかりボールを止めてコントロールして蹴ろう」とトラップの大切さを伝え、アビスパ福岡の實藤選手はシュート練習で「良いところにボールを止めて、速く蹴ろう」とシュートのコツを教えていました。Jリーガーが基本的な部分からしっかり教えてくれることで、子どもたちは意欲的にトレーニングに励んでいました。また、ミニゲームでは子どもたちとJリーガーが楽しくボールを蹴り合って、笑顔があふれていました。

最後にベガルタ仙台の中野選手より「2時間という短い間でしたが、楽しい時間を過ごせて良かったです。自分たちもリフレッシュできました。よかったらJリーグの試合も見に来て下さい」と挨拶があり、ふれあい活動は終了。「ベガルタ仙台でプレーした選手をはじめ、これだけの選手に来てもらえるのは本当にありがたい」と少年チームのコーチが語った通り、多数のJリーガー来訪に、子どもたちだけでなく、集まった保護者も大喜び。活動の後は、選手たちとの別れを惜しむ子どもたちの姿がありました。

仙台市若林区は津波被害を受けた場所もあった地域。ベガルタ仙台のかつてのチームメイトから常に状況を聞き、毎年宮城県を訪れて復興支援を行ってきた佐藤選手は「まだ復興は全然終わっていません。風化が一番怖いので、自分の目で見て伝えていくことが大事」と継続した震災復興支援の大切さを訴えていました。

【ふれあい活動後の選手・OBコメント】
◆内藤友康(福島)
初めて出会う子たちもみんな楽しそうにプレーしてくれて良かったです。こうやって子どもたちと触れ合うことでみんな元気になりますし、復興に向かっていってくれれば良いなと思います。このような活動は僕たちができる復興支援活動の一つだと思いますし、こうした機会をいただいて凄く感謝しています。

◆森谷賢太郎(川崎)
普段は選手としてやっているので、指導者のライセンスは持っていますが、教える現場が無かったので新鮮でした。子どもたちと触れ合うのは大好きなので、サッカーを通じて子どもたちと触れ合えるのは幸せなことです。川崎フロンターレとしても毎年陸前高田市へ訪問して、震災後の関わりを持っていますが、サッカー選手だからこういうことができますので、それで選手たちが喜んでくれるなら幸せなことです。選手がこうしてまとまって来ると盛り上がると思いますし、とても良い機会だと思います。

◆佐藤寿人(名古屋)
現役なので指導の経験はあまりありませんが、大好きな仙台で子どもたちと触れ合い、自分の言葉で伝えられたことは良かった。ベガルタ仙台の育成も少しずつプロ選手を輩出するようになり、強くなってきていますので、さらに宮城のサッカー少年・少女たちが日本のサッカー界をより良くしてほしいです。毎年南三陸町に足を運んで、街並みの変化を見ていますが、復興のスピード感は物足りません。それが日本全国に知れ渡ってもいませんし、もっと早く元にある姿に戻っていかないといけません。僕らがここへ来ることで少しは情報発信する役割も担えますので、より良い方向に変化を起こしていかないといけないと思います。

◆赤嶺真吾(岡山)
仙台にいた時はよく復興の活動をしていましたが、離れてからはなかなかそうした機会がなかったので、こうして宮城の子どもたちと触れ合えるのは自分自身嬉しいですし、子どもたちの元気な姿を見られて良かったです。微力だとは思いますが復興の活動に参加することで現状を知ることもできますのでやりがいがありますし、自分自身も仙台にいたので、楽しみながらできています。サッカーを教えることは難しくてまだまだ経験が必要ですが、また何らかの形で子どもたちに教える活動に関われたらと思います。

◆實藤友紀(福岡)
みんな元気にプレーしてくれて、すごく楽しく指導ができました。的確なコーチングはなかなか難しいと感じました。しっかり周りを見て子どもたちの目を見て、その時のテンションを見て判断しながらメニューも変えられるくらいの選手になっていかないといけません。まだ持っているものが少ないので、こういう機会でそれを増やしていきたいです。川崎フロンターレにいた時に陸前高田市を訪問して、今でも交流がありますが活気が戻ってきたと思います。ただ、まだまだ支援は必要です。こういった選手会の活動などJリーガーができることを協力しながら、みんなでこうした地域を支えていければ良いと思います。

◆財前宣之(OB)
こんな素晴らしいメンバーに指導してもらって、子どもたちが羨ましいです。みんな真剣で自分が伝えたことをすぐ実行してくれることが嬉しいです。これだけのメンバーが集まることはなかなかありませんし、こうした試みを宮城県でできるのが嬉しいです。上の舞台でやっているプロ選手の指導を理解して、日頃の練習から実践して欲しいと思います。自分は「ゲーム」というテーマで指導しましたが、シンプルにボールを奪われたら自分が一番最初に気づいて奪い返す切り替えのところを一番意識してほしいと子どもたちに伝えました。プロになるのは簡単ではありませんが、夢に向かって頑張ってほしいです。子どもたちのためにやれることに自分も関われて嬉しいです。

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