2012.12.27(木)チャリティーサッカー2012 ふれあい活動“グリーティングDAY” in 仙台
12月27日に、『チャリティーサッカー2012 ふれあい活動“グリーティングDAY”』が宮城県仙台市若林区の蒲町小学校で開催され、約90人の小学生と選手たちがサッカーを通じてふれあいました。若林区は内陸部こそ復興が進みつつありますが、蒲町小学校からそう遠くない沿岸部は、まだまだ津波被害の爪痕が残る場所です。
この会場でのふれあい活動に参加したのは中山雅史選手(札幌)、芳賀博信選手(札幌)、冨田大介選手(甲府)、三都主アレサンドロ選手(名古屋)、児玉剛選手(京都)、佐藤寿人選手(広島)、佐藤優也選手(北九州)、海外からは乾貴士選手(フランクフルト)の8人。なお、仙台市出身の芳賀選手はこの蒲町小学校のOBです。
ふれあい活動の前半は、校庭でのミニゲームでした。低学年の学年別チームと、地元のスポーツ少年団2チームの合計5チームが順番にプロ選手チームと対戦。中山選手が司会をしながらプレーするという活躍でゲームを盛り上げれば、三都主選手が華麗なドリブルを見せたり、児玉選手が倒れながらのファインセーブを見せたりと、盛り沢山の内容でした。プロ選手を相手にゴールを決めた子供には、選手たちによる胴上げのパフォーマンスがおこなわれました。
後半は体育館でトークショーがおこなわれ、子供たちの質問に選手たちが答えました。「サッカーをやっていてうれしかったこと、悔しかったことは?」などの質問に、選手たちもそれぞれ個性をのぞかせる回答をしていました。最後に中山選手から「勉強もサッカーも頑張ろう!」と力強いアドバイスが送られ、子供たちも元気にそれに答えて楽しいふれあい活動を締めくくりました。
《参加選手コメント》
◆中山雅史選手(札幌)
昨日も会場が盛り上がってくれましたし、皆さんも楽しんでいただけたんじゃないかと思います。こういう活動は選手会としてずっと続けていかなければいけないことだと思っていますし、それによって何かを発信できればと思いますし、いろいろと(被災地への)関心が薄れるなか、それを皆さんに呼び戻してもらいたいという考えもあるので、ぜひ皆さんもそれぞれのかたちでいろいろなものに参加していただければうれしいです。
今日はサッカー未経験者もいたと思いますが、サッカーは楽しく素晴らしいものだということを感じてもらいたいですし、それを通してまた絆が深まり、仲間が多く生まれてくれることを祈り続けます。そしてまたサッカーに強い関心を抱いていただき、それを通してまたいろいろな活動に参加していければと思います。
◆佐藤寿人選手(広島)
多くの方が昨日は寒いなか試合を見に来てくれましたし、今日もこうして自分たちが岩手・宮城・福島でふれあい活動ができました。サッカー界としてこういうかたちで復興支援活動ができたことには多くの方々の支援がありましたし、来年以降も引き続きこういう機会を作っていきたいと思っています。
僕たちサッカー選手は、サッカーを通すことがいちばんできることがあると思っていますし、こうやってたくさんの子供たちと一緒にボールを蹴ることができて、自分たちも笑顔になれましたし、たくさんの子供たちの笑顔を見ることができて本当にうれしかった。またこういったかたちで、一緒に外で遊ぶことで、新しい一年もこういうサッカーができればと思います。
◆乾貴士選手(フランクフルト)
昨日も盛り上げてもらって自分たちは活力を得たので、それで少しでも元気になってもらえればと思います。今日も子供たちと一緒に遊んで、逆にこちらが元気な姿を見せてもらって元気をもらいました。これからもこういう活動を頑張ってやっていきたいと思います。
寒い中でも子供たちが元気になってくれた姿を見ることができて本当に良かった。こうやって元気にサッカーをやってもらえることが自分たちにとってもうれしいので、一緒にサッカーができて良かったです。