ニュース

2011.10.12(水)労働組合結成について(藤田会長コメント)

 この度、日本プロサッカー選手会は、東京都労働委員会から、正式に、労働組合の資格認証を受けましたので、皆様にご報告いたします。

 Jリーグが開幕してから20年近くの時間が流れる中で、今後さらに大きく日本サッカー界を発展させるために、選手みんなで真剣に議論していこうという話から、労働組合の話が生まれました。

 理想は国内リーグが盛り上がり、世界各国から日本のリーグに選手が集まるようなトップリーグを目指したいと思います。突然、ヨーロッパのトップリーグに肩を並べるのは難しいですが、まず、アジアでNo.1のリーグを目指したい。そうすれば、若い選手も国内に魅力を強く感じ海外に出ていくこともないし、よりファンの方にも魅力のある日本サッカー界になると思っています。

 これまで、ジーコ、レオナルド、スキラッチ、ドゥンガなど、世界トップレベルの選手が日本に来て、僕も一緒にプレーできました。そういうことはファンにとっても、選手にとっても魅力的なことだと思います。ただ、今は、国内クラブの財政的な問題もあり厳しい状況です。その中で国内クラブの財政状況を安定させ、目指すべき方向は何なのか、JFA(日本サッカー協会)、Jリーグと一緒に考えていきたいと思います。そのための労働組合を設立して、協会、Jリーグと話を進めていきます。

 それから、労働組合=権利主張みたいなイメージがよくありますが、選手は、常に、日本のサッカー界全体のことを考えて活動しています。協会とJリーグ、クラブ、選手すべてが発展できるよう、考えていきます。労働組合のイメージも変えたいと思います。
 今後とも日本プロサッカー選手会をご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

会長 藤田俊哉

カテゴリ

アーカイブ

2024
  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009