2011.06.29(水)堀之内、柏木、セルヒオが小学校を訪問[浦和]
29日、堀之内 聖、柏木陽介、セルヒオがさいたま市立針ヶ谷小学校を訪問、6年生の児童117人と交流した。
今回の訪問は、選手たちのこれまでの経験に基づいて「夢に向かって努力すること」の大切さを直接話すことで、将来を担う子供たちの成長をサポートしたいという願いから、クラブの地域貢献活動の一環として行なわれた。
まず、体育館に集まった児童たちの前で3人が挨拶。そして全員でのレクリエーションのコーナーとなった。ここではジェスチャーだけで誕生日順に並ぶ「バースデーライン」や、1人ずつ全員がたすきをくぐり、クラス別に速さを競う「たすきくぐり」などに参加し児童たちと楽しくふれあった。
その後、6年1組がセルヒオ、2組が堀之内、3組が柏木とそれぞれ「担任」になり、教室に戻って授業を行なった。各クラスとも、児童たちが現在、抱いている夢を選手たちに話し、自分自身がいかに夢に向かって進んできたかについて、これまでの経験を織り交ぜながら話をしていった。
セルヒオは言葉の壁にぶつかりサッカーに集中できない環境にあったことがもっとも苦労したことだと話し、両親への恩返しとして早い段階でプロになる決意をしたというエピソードを披露していた。
また柏木は、児童たちそれぞれが語る夢について細かく「講評」。「何でも続けていくことが大事」「かなわないと思ってしまったらそれで終わりだからね」など的確なアドバイスを送る一方で、質疑応答のコーナーでは児童たちのリクエストに応えて、壇上でダンスを踊って沸かせていた。さらに堀之内は、「どうしても夢や目標をかなえたいと思ったら、あきらめないこと。そのためには、こうして自分の夢を人に言ったり、発表するというのはとても大切なことです。皆さんもあきらめないで、夢に向かって、がんばってください」というメッセージを送っていた。
3人がそれぞれのスタイルで授業を行なった後、記念撮影をして、この日の交流は終了した。児童たち、そして選手たちのたくさんの笑顔が見られた、活気あふれる活動となった。
セルヒオ
「自分にとっては初めての経験でした。すごく緊張もしましたが、子供とふれあえて、楽しかったです。僕自身、少しでも子供たちに夢を与えられていればいいと思います」
柏木陽介
「子供たちの笑顔が見られて、自分たちもまた頑張れます。僕もこれをきっかけにまた頑張りたいと思いますし、子供たちに少しでも夢を与えるようなことができればいいと思います。教室では踊りも踊らせてもらいましたし(笑)、今日は楽しくできたので、とても良かったです」
堀之内 聖
「子供たちが熱心に話を聞いてくれたので、つい、熱く語ってしまいました(苦笑)。両隣の教室からは笑い声が聞こえてきていたので、熱く語っておきながら、『ちょっと違うのかな』って思ったりしましたが(笑)。また、機会があったら参加させてもらえればと思っています」